序章 問題提起と硏究の方法 ＝ １ 一 「共通の被害」を問う ＝ １ 二 訴訟から法學へ ＝ ８ 第１章 らい予防法による差別被害 ＝ ２３ 一 「共通の被害」としての差別 ＝ ２３ 二 絶對隔離政策とらい予防法の機能 ＝ ２８ 三 熊本地裁判決と平等の法的價値 ＝ ６８ 第２章 無癩縣沖繩への救癩運動 ＝ ９１ 一 沖繩のハンセン病隔離政策を省みる視点 ＝ ９１ 二 「救癩」のイデオロギ― ＝ ９４ 三 無癩縣沖繩への救癩運動の時代 ＝ １０６ 第３章 琉球政府のハンセン病隔離政策 ＝ １７７ 一 米軍のハンセン病隔離政策と救癩運動 ＝ １７７ 二 琉球政府の絶對隔離政策 ＝ １９９ 三 ハンセン氏病予防法の時代 ＝ ２６９