목차

Ⅰ 學力問題をどうとらえるか 一 「學力低下」批判の論点整理 = 13 1 梅度おなじみの「學力論爭」なのか? = 13 2 「學力低下」をめぐって、どんな立場と主張があるか = 14 3 何を問題にすべきなのか = 18 二 學力問題のポリティックス分析 = 20 1 ポリティカル·イシュ―としての學力低 下批判 = 20 2 ?谷剛彦氏に見る學力低下批判としての敎育政策批判 = 22 3 不平等の擴大と學力低下 = 26 4 學力低下批判のポリティックスの構圖 = 27 三 「學力低下」論爭を總括する = 31 1 學力低下は最初から「惡」 = 31 2 惡役を演じた新學習指導要領 = 33 3 「學力低下」は實?されたか = 34 4 「學びのすすめ」は投げ입まれたタオル = 36 5 前提とされた計測可能な學力觀 = 38 6 學力をとらえる二つのベクトル = 39 四 「學力向上」運動の危險性 = 41 1 實施後二年での學習指導要領改訂 = 41 2 「學力低下」批判から「學力向上」運動の展開へ = 42 3 「學力向上」運動と敎員の脫技能化 =45 五 日本の子どもの學力は低下したか = 50 1 安易すぎる「學力低下」批判 = 50 2 ピサ調査の目的と內容はどのようなものか = 51 3 ピサ調査をどう受け止めるべきか = 53 Ⅱ 學力をいかにとらえ育むか 一 「學ぶ力」を育むカリキュラムづくり = 56 1 「學ぶ力」とは何ですか = 56 2 そんなに簡單にいくわけはない = 58 3 その子にとってこそ必要な「學ぶ力」を育むカリキュラムを = 59 4 何のための「學ぶ力」か、それが最後に問われる = 60 二 體驗的學習での指導と評價の一?化 = 61 1 體驗的學習とはどのような學習か = 61 2 指導と評價の一?化とはどのようなことか = 63 3 評價による指導の正當化作用の落し穴 = 64 4 何を評價するのか、結果なのかプロセスなのか = 66 5 誰が評價するのか、學校と敎科による評價だけではない = 68 三 總合的學習の充實から新しい學力の追求へ = 70 1 まずは生き殘った「總合的な學習の時間」 = 70 2 「敎科の學習」と「總合的な學習」との違い = 77 3 充實と發展のための視点と方法 = 83   Ⅲ 學力保障と人權敎育の再構築 一 人權敎育とはどのようなことか = 91 1 同和敎育から人權敎育へ = 91 2 國連人權敎育の一0年 = 92 3 同和敎育と人權敎育の關係は = 94 4 人權敎育の再構築にむけて = 96 二 讀み書きできずとも人は生きてきた = 97 1 識字運動と言われてきたこと = 97 2 奪われた文字を取り返す運動 = 98 3 機能的識字と批判的識字 = 99 4 ワ―ド(言葉)を知ることはワ―ルド(世界)を知ること = 100 5 不足を補うだけのことではないはず = 101 三 人權としての學力保障は簡單ではない = 103 1 「學力保障」は「人權保障」と言うけれど = 103 2 なぜ、子どもたちはより高い學力を身につける必要があるのか = 104 3 すべての子どもに高い學力が保障されうるのか = 106 4 社會的不平等を反映した學力の格差は否定できない = 107 四 學力保障の內實は均一ではない = 109 1 人權としての學力保障の實際は複雜 = 109 2 親の學歷や收入によって學校への期待は異なる = 110 3 劃一的な學力保障はありえない = 112 4 その子にとってこそ必要な學力の追求を = 112 五 その子にとってこそ必要な進路の保障を = 115 1 進路保障は人權敎育の大きな柱 = 115 2 進路保障としての學力保障 = 116 3 『歲のハロ―ワ―ク』の新鮮さ = 118 4 誰にとっての進路の選擇と保障なのか = 119 六 「隱れたカリキュラム」による人權敎育 = 121 1 人權を通しての敎育の意味 = 121 2 人權敎育と生活指導 = 122 3 道德敎育と人權敎育 = 123 4 「人權を通しての敎育」は人權敎育をめぐるアポリア(難問)の一つ = 124 5 子どもは敎えられていること以上に多くを學んでいる = 126 七 人權敎育の視点から習熟度別指導を考える(その一) = 127 1 「個に應じた指導」と習熟度別指導 = 127 2 習熟度別指導の問題点はどこか = 128 3 習熟度別指導をめぐる論議は錯綜している = 130 4 人權敎育から見た習熟度別指導の問題性 = 132 八 人權敎育の視点から習熟度別指導を考える(その二) = 133 1 習熟度別指導をもう一度整理してみれば = 133 2 何が問題とされてきたのか = 134 3 習熟度別指導と習熟度別クラス編制は違う = 135 4 人權敎育の視点から見ての習熟度別クラス編制の問題点 = 137 九 敎科學習と人權敎育の關連性 = 139 1 敎科としての人權科はありえるか = 139 2 敎科學習のなかで人權を學ぶ = 140 3 敎科學習の固有のロジック = 141 4 敎科學習と人權敎育の接点と相違 = 143 十 人權總合學習の可能性 = 145 1 人權總合學習とは =一45 2 「總合的な學習の時間」と人權總合學習 = 146 3 總合學習としての人權總合學習 = 147 4 人權總合學習の多樣な發展可能性 = 150 十一 おもしろくなければ人權敎育じゃない = 151 1 人權敎育のおもしろさ = 151 2 やってみる方がもっとおもしろい = 152 3 敎材「ちがいのちがい」 = 153 4 人權敎育をたのしむコツ = 155 十二 人權敎育と學力問題の接点を問い直す = 156 1 人權敎育と學力問題の接点 = 156 2 そもそも人權敎育とは = 158 3 二つの人權敎育の內實 = 159 4 「他者の關係性にかかわっての人權敎育」とは = 160